AV業界あるあるな、悩みについて今回は紹介していきます。
エロの最前線で戦う制作陣の多くはある悩みを抱えています。
前回お話ししたAV監督もこの悩みを抱えており、引退した大きな要因となります。
いっぱいセックス見れていいじゃん!と思うそこのあなた。
是非今日のコラムを参考にしてください。
撮影には興奮しません
AV業界はブラックだと常日頃から言っているのでご存じの方も多いと思います。
ブラックな環境が嫌でやめてしまう人の他に、性生活に支障が出てやめてしまう方も多いです。
最初にAV業界にきて、びっくりするのは、想像しているよりはるかにエロさがないこと。
演者さんも、スタッフも、あっけらかんとしており、淫雛なムードはゼロ。
セックスはエロくてドキドキすることという概念が吹き飛びます。
一種のコンタクトスポーツと呼んでいいでしょう。
作品上では、秘め事のように演出して、見る人を興奮と快楽の世界に連れて行っていますが、実際は映っていないところにはおじさんがぎゅうぎゅうにいて、わちゃわちゃしています。
カメラが回っている時は、ピストンの数を数えて当てるゲームをしたり、精子や潮のついたティッシュをこっそりフードに隠したり、しょうもない遊びをしています。音を出してはいけないのですが、じっとしていると眠くなってしまうため、こっそり遊んでいます。
今思い出すと何がおもろいのかわかりませんが、閉鎖空間だと、しょうもないことも最高のアクティビティになります。
毎日毎日、人のセックスを見ていると感動も何も感じなくなります。
撮影では、1番一般向けの作品の撮影が多く、見すぎて普通のセックスには興奮しなくなり、特殊性癖に目覚める人も多いです。
大体の人は、セックス見学三昧の日々に、お腹がいっぱいになり、エロい気分がなくなります。
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健全なイメージですが、実はエロ度が高めなことで界隈では有名。
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プライベートではセックスできない
私は女性なので、どういう気分なのかの詳細がわからないのですが、心理的なもので、エロに関わりすぎてちんこが勃たなくなってしまうそうです。
スタッフの男性にはほとんど子供はいません。(女性はほとんど制作会社にいません)
仕事でずっとセックスを見ていると、嫁とやる気が起きない。風俗行っても勃たない。どうやっても勃たない。という悩みをよく聞きます。
異性がそういうやらしい雰囲気を出していると笑っちゃうというのはあるあるです。セックスは一般の人がなんか手を出していい代物じゃない気がしてきます。
美しい女性と男性のセックスを見ていたら、自分や、自分のパートナーのセックスに意味がない気がしてきて、無の境地に辿り着く。
決して、性欲がなくなるわけではなく、特殊性癖に目覚めるか、オナニーがかなり過激になる。
もう普通の世界には戻ることができません。
ですが、男優さん、女優さんはそういったセックス苦手人間になる人は少なく、プライベートでも性生活を満喫されています。お子様が産まれるおめでたい話もたくさんあり、演者さんと、制作陣にはポテンシャルの差があると痛感してしまいます。
秘め事であるから、人を惹きつける
慣れとは恐ろしいものです。
楽しみを減らしてしまう。麻痺して今まで楽しかったことに、何も感じなくなってしまう。
そして慣れて行った先に、普通では満足できなくなり、行動のハードルが上がっていき、戻れなくなります。
私も初めは、電車移動中に、大量の大人のおもちゃを持ち歩いている時はドキドキしていましたが、日々出勤時に持ち歩いていると、途中でうっかり誤作動して、バイブが動き出しても、何食わぬ顔で電池を抜くことができるようになりました。電車内で、長時間大人のおもちゃを触っていると、通報されてしまうので、注意は必要です。
何回も職質されて、大人のおもちゃや、下着などを駅で広げるハメになって、周りの人から見たら私はど変態に見えてるんだろうと、笑ってしまいました。
しっかりしまって持ち歩くことは何の罪にも問われないので、堂々と仕事でアダルトビデオのスタイリストしてるというと、身分確認して職質は終わるのですが、カバンに最後にしまうまで警察の人はいてくれないので、片付けている姿は、スーパーシュールです。
私もだいぶどっぷり業界に使ってしまい、下ネタには上回るエグい下ネタで返すことを心がけています。
一線で活躍していた監督は、仕事のハードさと、結婚して子供を作りたいという夢のために引退しました。現在は離島で農家をしており、価値観のデトックス中だそうです。
一度どっぷりAV業界に入ると、AVを見てみた、このスタジオは〜だなあ、制作会社は〜だからコーヒーはブラック以外禁止だなあなどと、雑念とみんなの笑顔が浮かび、やらしい気分にならず、真面目に鑑賞してしまいます。
AV業界は刺激的な職場ではあるのですが、すぐに慣れてしまい、ただただハードな職場になってしまいます。仕事はハードで、インポになる。なかなか特殊な職場。
時々、本当の性欲モンスターも現れます。
何よりも、セックスが好きで、人間だったら誰でも興奮できるという猛者にはおすすめ。そして、AV業界もそんなあなたを待っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
AVの裏側について興味がある方も、ない方も次回もよろしくお願いします。
またにTーー♡