巣巣巣巣擬死擬死阿吽？｜果鈴(かりん)／人妻出逢い会『百合の園』池袋店

巣巣巣巣擬死擬死阿吽？

2025/03/13 (木) 11:03:59

筒井康隆さん


影響を受けたどころではない
果鈴の人格形成の一部になった作家さん


感受性豊かな思春期の一時期
この人の作品ばかりを読んでた

新刊を買うお小遣いはないので
図書館に通い蔵書は全部読み尽くした

授業中に隠れて読んでいたら
先生に怒られた…
と思ったら
「難しいの読んでるな！」と褒められたのはよい思い出
（笑！先生、大らか！


新年のテレビ番組と
原作映画化の話題で
久しぶりに手に取った


虚構と現実
スラップスティクで
ブラックでユーモラス
実験的で鋭く偏執

面白んだけど読み辛いんだね…

というイメージはどこへ？
実際に読み始めると
すらすらと5日間で読破

筒井康隆だって老いて熟成
文体が整理されてスッキリ読みやすくなったし
果鈴だって大人になり
少しは賢く読解力が成長してる、はず？

しかし
読後の気分の悪さもやっぱ筒井康隆ならでは


やっぱこの人スゲー！！


作品を読み始めた頃は
その作風から
イカれたおじさんだと思っていたけど
ご本人はダンディでいたって理性的

一見きちんとした人ほど
内面は恐ろし…と
恐怖したのを思い出した


小説の主人公儀助は
筒井康隆本人かな

一見変化の無い規則正しい生活に
少しずつ生じる些細な違和感

これをどうやって映像化したんだろう？
映像も観たくなったな


＊


と
筒井康隆と同時進行で読んでいた
冲方丁の小説

果鈴は普段
あとがきとか
解説の類を読まないのだけど…

参考資料でも載ってないかしらと
後のページをたぐると
なんと筒井康隆が解説を書いていた！

おー！
ここにも筒井康隆！

読み終えたばかりの作者と
思いがけずびっくりびっくりの再会

ウン十年ぶりに
マイブームきちゃいそうな予感