皮膚は露出した脳｜夢原るい／華椿

皮膚は露出した脳

2025/03/17 (月) 12:16:30

フェザータッチを生業にしている私、とても興味のある本を発見

『皮膚感覚から生まれる幸福』は、山口創によって書かれた本で、著者は健康心理学や身体心理学の専門家であり、皮膚を通じて感じる「タッチ」の力が、心理的な健康や人間関係に深い影響を及ぼすことを科学的な知見とともに説明しています。

この本では、皮膚が単なる感覚器官ではなく、「露出した脳」や「人体最大の臓器」とも称される重要な存在であると位置づけられています。触れること（タッチング）がもたらす効果として、ストレス軽減、自尊心の向上、愛着の形成、そして幸福感の増進が挙げられています。例えば、親子や恋人同士のスキンシップが心の安定や絆を深める一方で、触覚が不足すると孤独感や抑うつ感が増す可能性があると指摘されています。

また、具体的な応用例として、認知症ケアで注目される「ユマニチュード」や、セラピューティックケア、タクティールケアなど、医療や介護現場で活用される「触れるケア」の効能についても触れられています。これらの手法が、直接的な接触だけでなく、寄り添うだけでも相手を勇気づけたり癒したりする力を持つことが紹介されています。

全体を通して、科学的根拠と実践的な視点がバランスよく織り交ぜられ、触覚が人間の感情や健康にどれほど深く関わっているかをわかりやすく伝えます

皮膚は「誰が触っている・どのような速度・強さで触っているか、温度はどうか」という膨大な情報を元に快・不快を分けてストレスホルモンの分泌さえ変える

触るという行為、むちゃくちゃ奥が深い
皮膚は露出した脳　というワードを見て、人の体を触る行為が少し怖くなったし、攻める時は今まで以上に相手がどう感じているかを注意深く観察しないといけないなぁと思いました

お兄さん方も女の子に限らず人の体を触るときは優しくしましょうね